日本ビソー株式会社（本社：東京都港区芝浦４-１５-３３、社長：黒田美喜雄）は、橋梁点検車にゴンドラ機能を搭載した「ゴン ドラ車」の新製品ＧＣ-２４０を開発。レンタルサービスを開始いたしました。

ゴンドラ車は、橋梁点検車のブームを吊元として昇降が可能なゴンドラです。これまで橋梁の点検やメンテナンスを行う場合、ハイ ピアと呼ばれる高さのある橋脚や、河川や急斜面により基部から近づけない橋脚において、近接目視による点検が困難な箇所がありま した。

こうした背景から、当社はゴンドラメーカーとしてのノウハウを活かし、昨年中型車をベースとするゴンドラ車ＧＣ-２００を開 発。今回、大型橋梁にも余裕をもって対応できるＧＣ-２４０をラインアップに加えました。

大型車をベースとするＧＣ-２４０は、４本のブームによる高度なアクセス機能を備え、安全に橋桁下部へのアクセスが可能です。 ブームを最も降ろした状態で、車体設置面から最大６４.５ｍまで降下することができます。

作業者が搭乗するデッキ部には、ゴンドラ専用の昇降機であるビソマック２０６を２機搭載。昇降機はデッキ内に備えたバッテリー で駆動します。

ゴンドラ車は、ゴンドラ構造規格に適合するよう、これまでの橋梁点検車の先端ブーム部を改造するなど、専用ゴンドラとして製作 されたものです。伸縮・旋回等を行うブーム部は、ゴンドラ昇降時には固定される仕様とするなど、安全を高める機構を採り入れ、橋 梁点検車とゴンドラの１台２役を実現しています。

ゴンドラ車のレンタル事業は関東・甲信越・静岡を主要営業エリアとして行っております。 日本ビソーは、橋梁現場で求められる高い安全性と生産性の実現に向け、今後も取り組みを進めてまいります。