「外壁のメンテナンスエンジニアリングを通じて建物の価値を高め、美しい街並みを実現する」― この企業理念のもと、日本ビソーは高所外壁への効率的なアクセスを可能にするゴンドラシステムの研究開発、および製造を行っています。その拠点が長崎事業所です。

ビルの外壁は毎日のように増え続け、ますます巨大化・高層化・多様化しています。日本ビソーはこれからも、先進の技術と優れた製品、充実したサポートを長崎の地から全国へ提供し続けていきます。

長崎事業所では、日本ビソー創業以来の探求テーマ「安全で効率的な高所作業」を実現すべく、日々新たな技術の開発と耐久試験などの徹底的な検証が繰り返されています。

本設ゴンドラや自動窓拭き機、また仮設ゴンドラに欠かせないエンドレスワインダー「BISOMAC」など数多くの製品は、ここ長崎から生み出され、国内外で高い評価を受けています。

建物はそれぞれに形状や高さが異なり、ゴンドラもそれに合わせて一台ごとに仕様が変わります。このため製造部門の要となる長崎製作所では、厳しい品質管理基準と検査項目を設け、多種多様なゴンドラを、一台一台責任を持って組み上げます。

また、機能製品部門により製造されたエンドレスワインダーも、厳格な試験を経て世界各地へ出荷されています。

長崎の地で製造されたゴンドラが、今日も全国の高所外壁アクセスに活躍しています。

長崎事業所の役割は開発製造だけではありません。製造した製品を安全に使い続けられるように保守メンテナンスすることも、また重要な使命です。

レンタル商品として全国各地で使用されるゴンドラ。その心臓部であるエンドレスワインダーは、あらかじめ決められた使用時間、または期間ごとに長崎の整備部門に集められ、オーバーホールと検査を経て新品同様の状態に戻されます。このメンテナンスエ程から得られたデータやノウハウは、逐次開発部門ヘフィードバックされ、更なる性能の向上や信頼性の確保のための技術開発に活かされます。

長崎事業所には、外壁のプロを養成するための専用の研修施設が設けられています。
ここでは、ゴンドラの機構を深く理解するための実機サンプルを設置し、ブレーキ機構や巻き上げ機構などのメンテナンス研修を実施。また外装工事を施工管理する上で必要な知識や、実際の作業体験を通じて現場に活かせる技術を習得します。

実際の材料を使用した外壁の断面モックアップや各種ゴンドラ部材を設置する屋内研修施設、タイルの浮きの状態をゴンドラで打診調査できるPC板外壁研修施設、タイルの浮きの確認だけでなく、実際にタイルの張替えやシール打替、塗装の研修が行えるRC外壁研修施設があります。