ニュースリリース
2019年2月22日
ゴンドラによる高所作業でマニピュレータを活用、窓拭き可能な多目的壁面ロボットを開発
日本ビソー株式会社(本社:東京都港区芝浦4-15-33、社長:黒田美喜雄)は、「多目的壁面作業ロボット」を開発。このたび新丸の内ビルディングに試作機を設置し、三菱地所株式会社と共同で窓清掃の実証実験を行います。
多目的壁面作業ロボットは、高層ビルなど高所外壁で行われるさまざまな作業を自動化するものです。ゴンドラ内には産業用ロボットとして活用され多関節で自在に動くマニピュレータを搭載。さらに横移動させるための走行システムを追加することにより広い可動範囲を確保しています。
既存のゴンドラに吊られた自動清掃ユニットは、ベースシステムと作業ヘッド部で構成されており、今回の実証実験では清掃作業者が用いる窓清掃用スクイジーを作業ヘッド部に使用。人が行う清掃動作がプログラムされており、自動でスムーズな窓清掃が行えます。 また、同じ建物で窓の大きさが異なる場合や形状が複雑な場合にも柔軟に対応することができます。
建物高所での作業には、窓拭きだけではなく外壁調査・診断をはじめ改修工事で行われる塗装やシール打替え、洗浄など様々な工種があることから、今後これらの作業においても新たな作業ヘッドの開発により、壁面作業ロボットを多目的に活用することが期待できます。
本機の市場投入時期は未定ですが、日本ビソーはお客様のご意見を取り入れ、ゴンドラによる外壁アクセス技術と外装工事で培ったメンテナンス技術を駆使し、現場で求められる高い安全性と生産性の実現に向け、今後も取り組みを進めてまいります。
による人の動きに倣った手拭き方式
作業速度・作業音等の確認
(〒100-6590 東京都千代田区丸の内1-5-1)
窓清掃で活用し、作業性能・品質を検証する。
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