外壁アクセス&メンテナンスのエキスパート日本ビソー

CROSS TALKクロストーク

技術者視点で語る日本ビソーの魅力
技術者座談会

PROFILE

仮設ゴンドラ事業本部
技術統括部
電気チーム


2012年入社

本設ゴンドラ事業本部
本設ゴンドラ東京支店
技術・制御チーム


2015年入社

外装工事事業本部
技術統括部
施工技術担当


2015年入社

早い段階で開発に携われると聞き、
ここで働こうと決意

学生時代にはどんな研究をしていましたか?

大学の学科は電気系。もともとは数学の教員を目指していましたが、電気制御の設計などを学ぶうちに、ものづくりの方が面白くなってしまって。卒業研究では、抵抗値ゼロの超伝導体を効率的に作り出すにはどうすればいいのか、というテーマに取り組みました。

小学生の頃、お台場の日本科学未来館で「ASIMO(アシモ)」を見て衝撃を受けたんですよ。ロボットエンジニアに憧れ、大学ではメカトロニクスを専攻していました。ところが、ロボット工学の要となる制御分野が苦手だと気付いてしまって。研究室は機械系を選び、風の流体を解析していました。カルマン渦の原理をドライヤーに流用できないか、という内容で……。

なかなか学生時代に何を研究していたか聞くことってないから興味深いですね(笑)。私は、機械工学科出身です。卒業研究では、スペースシャトルの外装体にも使われている傾斜機能材料を分析しました。

日本ビソーへの入社を決めた理由を教えてください

確か、モーターや電子部品のメーカーを探す中で、日本ビソーを知ったんじゃなかったかな……? 若いうちから開発に携われると聞いて、ここにしようと決めたんだと思います。

けっこう前のことだから記憶が薄れていますよね(笑)。私は機械系のメーカーで探していました。自動車部品メーカーを受けている友人も多かったんですが、あまりピンとこなくて。主に、建設機械メーカーの説明会に足を運んでいました。

建設機械とゴンドラは近いところがあるもんね。

うん。色々な建設機械を知るうちにクレーンに惹かれたんだけど、日本ビソーの説明会で初めてゴンドラを見たとき、クレーンに似ていると思ったよ。素直に「これを作りたい!」と思えたから、入社を決めたんだ。

私が日本ビソーを知ったきっかけは、インターンシップに参加したこと。高層ビルに設置されたゴンドラの実物を見て、「格好良いな」と感動しました。今後、日本中で改修工事の需要が高まっていくと説明を受け、「そんなに社会的意義のある事業ならば自分も参加したい」と思ったのを覚えています。

考案した治具が特許を取得。
技術者としての自信に繋がった

皆さんの仕事内容を教えてください

仮設ゴンドラの電気チームに所属し、制御盤の設計を行っています。他部門からの設計依頼に対応しつつ、新製品の開発案件も進行中。私たちが設計した制御盤は、基本的にレンタルゴンドラに搭載されますが、風車やサイロ、エレベーターといった特殊な物件向けの販売ゴンドラに搭載されるケースもあります。

所属は、本設ゴンドラの技術制御チームです。すでに納めているゴンドラのメンテナンス設計を行っています。技術職ですが、現場調査も行います。特に、20~30年前に建てられた物件だと、図面と現状が違っていることも多いので……。また、納品済のゴンドラは全て、労働局の承認を受けています。メンテナンスでモーターの性能などを変えた場合、改めて届け出をしなければならないんです。そういった書類の作成も私たちの仕事です。

外装工事事業本部は、その名の通り、外装工事を行う部署。工事部が現場の施工管理を行っているので、私たちは現場を巡回し、品質管理を行っています。

現場の品質管理ってどんなことをするの?

しっかり手順通りに施工が行われているかの確認が中心ですね。品質管理と並行して、新工法の開発も行っています。今は調査の内容を自動で図面化する技術や、外壁調査にドローンを活用する方法を検討中です。

どんなときにやりがいを感じますか?

実は、1年前まで智明さんと同じように開発案件に取り組んでいました。メンテナンス案件と開発案件の一番の違いは、スピード感。最初は戸惑いましたが、今ではすっかり慣れ、メンテナンスならではの面白さを感じています。現地調査でお客様にお会いした際、「良い設備だから長く使いたいと思っているんだ」といった言葉をいただけたとき、やりがいを感じますね。

以前、新たな治具を考案し、現場で採用されただけでなく、特許まで取得できたことがあります。入社からわずか数年でそんなチャンスをもらえると思っていなかったので、とても励みになりました。

翔哉くんの気持ち、良くわかるよ。自分も入社してすぐに、先輩から数千台の販売実績を持つ制御盤のリニューアルを引き継いだんだ。それから3年かかったけど、若いうちに、自分の手で完成させた新製品をリリースできて嬉しかった。そういう成功体験が、技術者としての自信とスキルアップへの意欲に繋がるよね。

好奇心旺盛な人ほど、
楽しみながら成長できる

最後に、日本ビソーに興味を持っている理系の学生さんへのメッセージをお願いします

就職説明会に参加すると、いつも、「入社するまでに何を学べばいいですか?」と質問されるんです。「特別な勉強はしなくていいよ。自分なりに学んできた内容が基礎になるから」と伝えています。私自身、学生時代に学んだ内容で、今活かせているのは……。教職を取っていた経験は、後輩指導に活かせているかも(笑)。あとは、理系出身者であれば、研究などで試行錯誤した経験がきっとありますよね。それがあれば十分です。心配せずに飛び込んで、若いうちから色々な挑戦をしてほしいと思います。

日本ビソーの良いところのアピールになってしまうんですが、技術者の交流会というものがあって……。

私たちも、その交流会で仲良くなったんですよね。

事業本部の垣根を越えて、社内の技術者に向けてプレゼンをするんです。私たちは、3人とも交流会でのプレゼン経験者です。技術職というと閉鎖的なイメージもありますが、日本ビソーには当てはまりません。自分の専門分野以外にも視野を広げられる環境があるので、好奇心旺盛な人ほど、楽しみながら働けると思いますよ。

私は学生時代に学んでいた分野とは、まったく違う畑の部署に配属されました。上司には「先入観のないまっさらな視点で建設業界を見て、気付いたことは何でも発信してほしい」と言われています。今後、ドローンの活用検討に続いて、ゴンドラ以外の開発プロジェクトに携わるチャンスもあると思うんです。技術者にとって、刺激的な環境であることは間違いありません。ぜひ一緒に、技術の力で社会に貢献しましょう!